Unix系OSであるSolarisをメインに移動機(携帯電話)のメールシステムにおける、メールフィルタサーバの構築・運用業務、移動機からメールフィルタ設定をする際に利用するWebサーバ(※1)の構築・運営及び、設定情報をプールし機能させる為のデータベース(※2)の構築・運用を業務とする。メールフィルタリングとは一般的にいう迷惑メールの受信拒否や拒否通知メール送信などの制御を行う機能のことを指す。
(昨今、)携帯電話を利用してのメールサービスは定着し、日々、膨大なメールの流通を行っている。障害によるサーバダウンや納期の遅延などでのサービス停止はクライアントに莫大な損害を与えることもあり、要求されるスキルは高いが、Solarisを使用しての大規模サーバ構築はUnix系OSのスペシャリストを目指す上での素晴らしい環境と言える。
- ※1 Webサーバ
- HTML文章や画像などの情報を蓄積し、Webブラウザなどのクライアントソフトの要求に応じてインターネットなどのネットワークを通じて、これらの情報を送受信させる役割を果たす。
- ※2 データベース
- 複数のアプリケーションソフトまたはユーザによって共有される情報の集合したもの。
IEEE802.11a,b/g(※1)という無線LANで使用される一般的な規格にて中〜大規模ユーザー向けにネットワーク設計を行う。無線LAN設計で求めらる顧客要件とは、接続性・セキュリティ・優先制御・電波設計・運用効率などが挙げられ、それらをすべて一元管理できる「ワイヤレスLANスイッチ(※2)」という筐体をベースに既存ネットワークとの親和性を保つ。
昨今、認証で使用される証明書を利用したIEEE802.1x(※3)が主流となり中〜大規模ユーザーに広く普及の途を辿っている。認証サーバーに「RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)(※4)」を使用し、「ワイヤレスLANスイッチ」と組み合わせて、脆弱とされている無線LANのセキュリティに信頼性を与えている。最近ではIEEE802.11i(※5)としてWPAなどの解読不能な強力な暗号化方式によりさらに強固なものになった。
反面、日々進化する技術に商品化が進むにつれてトラブルや課題も多いが、運用・保守に無線LAN専門技術者を配備している企業はそれ程多くない。ゆえに携わっている職種が設計業務といえども幅広く運用・保守といった分野にも目を向けなければならない。今後普及するのは間違いないとされる無線LANの全体像を見つめられるという面では将来の「付加価値的な知識」を幅広く吸収する上で良い経験の場となっている。
- ※1 IEEE802.11a,b/g
- IEEE(米国電気電子学会)でLAN技術の標準を策定している802委員会が定めた無線LANの規格。2.4GHz帯、5.2GHz周辺の周波数帯域を利用して最大約54Mbpsのパソコンデータ通信を行なえる。
- ※2 ワイヤレスLANスイッチ
- アクセスポイントの数が多い大規模ユーザーでは一つ一つのアクセスポイントに設定を入れ込むのは面倒な為、設定から運用・管理までアクセスポイントをワイヤレスLANスイッチ一台で一元管理できる。
- ※3 IEEE802.1x
- クライアントを認証する為の規格。無線LANで使用される事が多いが有線LANでも対応している。認証成功したクライアントのみネットワークに参加する事が出来る。
- ※4 RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)
- ネットワーク資源の利用の可否の判断(認証)と、利用の事実の記録(アカウンティング)を、ネットワーク上のサーバコンピュータに一元化することを目的とした、IP上のプロトコル。
- ※5 IEEE802.11i
- IEEE802.11iは、通信規格そのものではなく、無線LANにおけるセキュリティ標準を定める規格である。WPA(Wi-Fi Protected Access)やWPA2などもIEEE802.11iに準拠した規格である。AESを採用。
CCM(Cisco Call Manager)(※1)を使用し、中〜大規模企業の社内電話のIP化(※2)を行う。企業の規模が大きくなればなる程低コストにて運用する事が可能となる。また、CCMと併用しての、Unity(※3)での音声ガイダンス(留守電など)の設計に加え、救済パターンとしてのSRST(※4)設計などを行う。もちろんCCM単体では動かないため、NW技術者との連携を取りながら業務を進めていく。Voice系(※5)の知識に加え、LANやWANに関しての知識も業務を通して身につけていく事ができる。
- ※1 CCM(Cisco Call Manager)
- Ciscoが開発したIPPhoneの制御を行うためのアプリケーション
- ※2 IP化
- アナログの情報をデジタルに置き換える事。コストの削減に繋がる
- ※3 Unity
- IPPhone上でViceMailを使用するために必要。CCMと併用される事が多い
- ※4 SRST
- 何らかの障害により、WAN通信が停止し、CCMの呼処理が出来なくなった場合の救済措置として使用される技術
- ※5 Voice系
- 一般的に、IPPhoneやVoiceGateway、SRSTなどの技術を総称して呼ぶ
CCM(Cisco Call Manager)(※1)を中心としたIPテレフォニー(※2)環境による館内放送システム(※3)の開発。これは、一斉放送、緊急放送、一部エリアのみ放送などの一般的な館内放送に加え、IPテレフォニーならではの、多人数同時通話(会議)(※4)機能などを盛り込んだシステムとなっている。また、固定IP電話からだけでなく、無線IP電話による放送も可能となっていて、区域内のどこからでも館内放送が実施できるのもこのシステムの特長となっている。現在は主に大規模ユーザ向け案件を扱っている。
このシステムにおけるアプリ(JTAPI(※5))は、CCMの機能ではまかなえない案件独自の機能の追加や補助を目的として開発されている。開発には単なる言語の一般的な技術だけでなく、IPテレフォニーが関わっているネットワーク構造や特性に対応した技術が必要となる。
- ※1 CCM(Cisco Call Manager)
- Ciscoが開発したIPPhoneの制御を行うためのアプリケーション
- ※2 IPテレフォニー
- IP上で音声信号を送受信することで通話等のコミュニケーションを実現する仕組み
- ※3 館内放送システム
- このシステムでは、校内放送にみられる機能に加え会議機能も実現
- ※4 多人数同時通話(会議)
- 1対1の通話ではなく、3人以上が同時に通話し合える機能
- ※5 JTAPI
- Java Telephony APIの略。Javaによるテレフォニー開発を支援するプログラム上の手続きや規約の集合






